展 示 室

あぶり出しには、「新しい収束の発見」と「全ての駒に意味を持たせる」ことの、2つの難しさがあります。「ラ」の場合は両方ともあてはまるので、創作は楽ではありません。

■ 作意手順を見るには

作者名をクリックして次のページに進んでください。
駒を動かして作意手順が確認できます。
※Java を有効にしておいてください。


 

ラ−1

吉田 健氏作   【詰上り図】

初手からの3連続捨駒が見事。特に初手が入ったのは大きなポイントです。収束も決まっていて、なかなかの好作と言えるでしょう。
※なお、この「津村碁盤店CM曲詰」には第4番がありますので、こちらで紹介しておきます。なかなかユニークな詰上りですよ。


ラ−2

宮浦 忍氏作   【詰上り図】

全体に自然な流れの中で、7手目43銀が破調の一手。焦点捨ての妙手ですが、実は同玉で変同。これさえ割り切れていれば、と惜しまれます。


ラ−3

柴田 昭彦氏作   【詰上り図】

趣向的な手順が実に軽妙。失礼ながら、作者名を疑ってしまいそうです。字崩れが痛恨。


ラ−4

岡本 眞一郎氏作   【詰上り図】

かつて「不成の岡本」と称された作者は打歩詰絡みの手筋に精通しており、それを応用することで独自の曲詰の世界を創り出しました。


ラ−5

服部 彰夫氏作   【詰上り図】

作者には珍しい小品ですが、初手のやりにくさなど作者の持ち味はよく表れています。


ラ−6

三輪 勝昭氏作   【詰上り図】

盤面一杯に躍動する角の動きが印象に残る佳品。こうした手順は創作初期の頃から一貫して取り組んでいる、 作者お得意のテーマの一つです。




   
 
 

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