展 示 室

「キ」の字型は、太めと細めの二派にはっきり分かれます。形としては太めに軍配ですが、作りやすさは細めのようで、作例も若干多いようです。

■ 作意手順を見るには

作者名をクリックして次のページに進んでください。
駒を動かして作意手順が確認できます。
※Java を有効にしておいてください。


キ−1

門脇 芳雄氏作   【詰上り図】

門脇氏の作品には明確な狙いのあることが多く、従って作品に一本芯が通っています。 本作では「47金消去(厳密には移動)」がそれ。作者渾身の作というのも頷ける力作です。


キ−2

吉田 健氏作   【詰上り図】

難しいところは皆無ですが、打った歩を突き捨てる感触の良さや、玉方飛車の翻弄など、難易度だけでは測れない楽しさにあふれた作品です。


キ−3

三輪 勝昭氏作   【詰上り図】

冬眠する前の作者は普通作がほとんどで、本作は当時としては貴重な曲詰でした。 香短打、捨合、不成と、豊富な内容を一局に凝縮した、初期を代表する名作です。


キ−4

山田 康平氏作   【詰上り図】

短編から長編まで守備範囲が広く、曲詰も表・裏・立体と何でもござれ。その旺盛な創作力には感服の他ありません。


キ−5

関 恵理香氏作   【詰上り図】

以前「合駒を入れない逆算の方が難しい」と喝破された方がいましたが、この作者には無縁の話だったみたいですね。


キ−6

岡田 敏氏作   【詰上り図】

私見では「キ」の字としてはこの字型が最善と思います。あぶり出しは詰上りが命。あまりに字型が崩れたものは感心できません。




   
 
 

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