鑑 賞 室

巧妙な手順、きれいに浮かび上がる文字。
“一局で二度おいしい” あぶり出しならではの楽しさ、面白さを、じっくりとご覧ください。



※将棋盤右上の「発表」年月は、原則として結果発表月を表しています。



ミ−1 小迫 清美氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1983年10月
結果発表 1983年12月




ミ−2 飯尾 晃氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1988年6月
結果発表 1988年9月

橋本哲・深井一伸両氏
結婚祝賀詰



       【 発表誌解説 】

    解説 新ヶ江幸弘
天野邪空―45香の消去と48飛の感触が素晴らしい。
亀井陽東―初手35金とやって香が消えず困ってしまった。
南倫夫―本当にミ事な“ミ”の字です。銀合から飛捨てあたり圧巻。
★デパート店長の登場。さすがに店長ともなると中心部分がしっかりしています。中心とは短評にもあるとおり、合駒で出現させた銀を捨駒で2度動かす部分で、キメの45飛が捨駒だけに香消去が一層きわだつ訳です。
★作る側からすると、73桂は合駒でかせぎたいところです。37歩を桂にすれば可能ですが、それだと収束手順前後が成立しますし、9手後に効果がわかるという17手詰の作品としては見えにくい45香消去も入らないということで本図をとったということだと思います。質駒をガバッと取る手が2回出てきますが、手の流れをみれば気にならないところもよくできています。


ミ−3 森田 銀杏氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1989年1月
結果発表 1989年4月

宇佐見正氏入選百回
祝賀詰将棋




ミ−4 角 建逸氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1994年2月
結果発表 1994年5月

森信雄六段結婚祝賀詰




ミ−5 平井 康雄氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1997年7月
結果発表 1997年10月



    【 全日本詰将棋連盟HP内『マイベストテン』の作者解説より 】

 この形で不動駒1枚なら上出来だと思っています。
 残念なのは中央から1段ずれてしまったことと、作意14手目(イ)の変化が完全には割り切れていないことなのですが、いかんともしがたいところです。

(イ)14手目34玉は、33飛成、45玉、36龍、54玉(同玉は26馬以下)、63銀直、43玉、21角以下同手数(別詰あり)




   
 
 

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