鑑 賞 室

巧妙な手順、きれいに浮かび上がる文字。
“一局で二度おいしい” あぶり出しならではの楽しさ、面白さを、じっくりとご覧ください。



※将棋盤右上の「発表」年月は、原則として結果発表月を表しています。



ホ−1 岡本 眞一郎氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1996年7月
結果発表 1996年10月

修正図



    【 発表誌解説より 】

    担当:山下 雅博
須川卓二−伝家の宝刀の不成曲詰、見事です。
原田清実−不成が入って○ッとする。
谷岡里覧−私のお目当ての役者さんです。
☆作意中の玉の移動地点は55と56の二箇所だけ。思いつきだけど、高校以上の手数で不動
 玉の曲詰が創れたら傑作になりそうだ(パラ82・3山本昭一作くらい?)。
☆閑話休題。46桂合や65飛生のような手で玉のすぐ周囲に駒を呼び込みながら形を造って行
 くのは面白い手造り。殊に生の大駒が玉に寄ってくる感じは、岡本作の特徴だと思います。
 9手目47桂は同馬、45飛、56玉、47銀、57玉以下逃れ(35歩を欠くと以下13角で詰む)
 また67桂は同成桂、45飛、56玉、67銀、同飛成以下逃れ(77とだとこの筋が成立)。

☆しかし、余詰があった。
 余詰(以下省略。※掲載図では修正されています。)



   
 
 

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