鑑 賞 室

巧妙な手順、きれいに浮かび上がる文字。
“一局で二度おいしい” あぶり出しならではの楽しさ、面白さを、じっくりとご覧ください。



※将棋盤右上の「発表」年月は、原則として結果発表月を表しています。



ツ−1 吉田 健氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1981年4月
結果発表 1981年7月

津村碁盤店CM曲詰




ツ−2 柴田 昭彦氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1982年1月
結果発表 1982年5月

鶴田主幹慶祝曲詰




ツ−3 岡本 眞一郎氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 2000年4月
結果発表 2000年7月



    【 発表誌解説より 】

    担当:石黒 誠一
☆舞の海の猫だまし、巨砲の八艘飛び…もうやめておこう。定番中の定番である。
☆いかにも現代の曲詰という感がある。合駒を中心に、しかもこの作者の場合は中合や捨合
 だからさらに驚くが、曲詰という条件を感じさせないほど手順に密度がある。それでもやっぱり
 この作者には不成も期待してしまうのは私だけなのでしょうか。
足利太郎−中合入り曲詰。何か久しぶりの感じ。中合入りイロハ字図、早く完成させて下さい。
市村道生−例の捨合シリーズ。飛の捌きを始めとして、質の高さが感じられる。名作。
梅本柘男−これでもかというぐらい曲詰に中合を入れてくる作者、この執念には参る。
久後生歩−ツはあぶり出すのが難しそうに思える。36歩の中合がシブイ。
佐々木光正−曲詰らしい曲詰ですね。
武田静山−第一人者の貫禄十分。
塚越良美−36歩合が妙防、66金が決め手。
原田潰実−詰め上げて思わず「鮮やか」と声が出た。
凡 骨 生 −濃厚な作品が続いた後なのでアッサリした感がしたのは私だけか?




   
 
 

このページのトップへ