鑑 賞 室

巧妙な手順、きれいに浮かび上がる文字。
“一局で二度おいしい” あぶり出しならではの楽しさ、面白さを、じっくりとご覧ください。



※将棋盤右上の「発表」年月は、原則として結果発表月を表しています。



ヒ−1 平井 康雄氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1995年5月
結果発表 1995年8月

同人入り記念作品



    【 作者のHP 詰将棋劇場 より転載 】

 同人入り記念作として「ヤ」と本作を出題したら、「意味がわからない」という解答者がいてちょっとびっくりしました。当然、自分の名前のイニシャルです。わからなかったですかねえ・・・。
 逆算の都合で1路左にずれてしまいましたが手順はまずまずかな


ヒ−2 原田 清実氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 2003年1月
結果発表 2003年4月




ヒ−3 谷口 均氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 2007年3月
結果発表 2007年6月

同人入り記念作



    【 発表誌解説より 】

    担当:谷口 均
☆原図では2手目角合は移動合でしたが、他作に合わせ打つ合に、初手も開き王手に変えま
 した。結果、手順の感触も変わったようです。
秋元節三=詰棋の要素がいっぱい詰まっている。
天津包子=曲詰だったあ!
中出慶一=「ヒ」軽快曲詰の見本作!
今川健一=角合がキラリ。詰棋の大衆化、さすが同人、目の付け所が違う。
真保千秋=どいて、どかして、どかして。
中沢照夫=大駒の動きが派手で見応えがある。
高坂  研=まずは合駒を動かして好調なスタート。


ヒ−4 三輪 勝昭氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 2010年1月
結果発表 2011年4月

半期賞


    【 発表誌解説より 】

    解説 : 佐口 盛人
作者−64桂は持駒で会心作と思ったら余詰で泣く泣く駒取りに。それでも気に入った作品ではあります。
須川卓二−手順の質の高さに驚嘆。44飛には最後に気づいた。
岡橋憲司−44飛、55玉、45飛、56玉が詰められなくて、ほかの手を延々と考えてしまいました。最後はすっきりとした配置で解けたので楽しめました。
★35飛〜67馬以下追い詰めになります。
小川千佳夫−収束の怒涛の連続捨駒はとても爽快。
今川健一−捨駒の連続で形作り、昔風ですね。最近の解者は、一連の手順だけでは満足せず、です。
★昔から捨駒が王道でそれは今も変わらないです。生や中合が入った最先端現代曲詰もありますので作者を挑発してみますが作風は変わらないような気がします。
昭和三十六才−「ヒ」の字。手順前後が許されぬ緊張感。
真保千秋−これぞ逆算かな。
鈴木彊−技巧を尽くしての都詰、素晴しいです。
SS−炙り出し趣向に甘えることなく、手順を追求した素晴しい作品。
水谷一−緻密な手順からの美しい曲詰はすばらしい。
明日晴れ−濃密な手順の曲詰。66銀が決め手ですね。
字貞光明−曲詰「ヒ」、手順前後の綾が面白い。
★作意は「ヒ」でしたが意外にも「と」とみた方もありました。 大川究庵−三つの「と」が実に働いている。三と″ネットワーク。
作者−本作は古い素材で詰上り67に駒がないのはヒの字はここが直角でないので、ない方が良いと思いましたがないと変ですね。




   
 
 

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