鑑 賞 室

巧妙な手順、きれいに浮かび上がる文字。
“一局で二度おいしい” あぶり出しならではの楽しさ、面白さを、じっくりとご覧ください。



※将棋盤右上の「発表」年月は、原則として結果発表月を表しています。



ク−1 丸山 正為氏作



掲載誌 将棋イロハ字図
発 行 1927年9月




ク−2 谷口 均氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 2007年3月
結果発表 2007年6月

同人入り記念作



    【 発表誌解説より 】

    担当:谷口 均
 2手目26玉は36馬、15玉、12飛成、24玉、14龍、33玉、43歩成、22玉、32とまで同手数駒余り
☆原図では28馬が37馬で、紛れが色々あったのですが、おまけに36馬、24玉、26香以下の
 余詰が付いていてあきらめました。残念。
神尾眞二=3作の中で最も変化、紛れが多かった。初手46銀から考えてしまった。
誤答組子=変化飛ばしする人には2手目この一手なのでしょうね。
中嶋智志=2手目の変化厄介。
千葉  等=初手46馬が絶妙。金合もうまい。
早川清一=モダン気分。
☆早川氏には@気分最上Aパラダイス気分、と気分屋の私にぴったりの短評を頂いていま
 す。
安原嗣治=44香とする手順が妙。収束は合駒を逆用して「ク」。
八尋久晴=なぜか3手目の45香が打ちにくかった。予想の「ク」が浮かび一安心。
山田和彦=右辺が広いので変化読みが厄介。(後略)




   
 
 

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