鑑 賞 室

巧妙な手順、きれいに浮かび上がる文字。
“一局で二度おいしい” あぶり出しならではの楽しさ、面白さを、じっくりとご覧ください。



※将棋盤右上の「発表」年月は、原則として結果発表月を表しています。



ス−1 岡本 眞一郎氏作



掲載誌 詰パラ
出  題 1996年8月
結果発表 1996年11月



    【 発表誌解説より 】

    担当:関 半治
小林  徹―入玉されそうで一時は不詰かと思いました。
大前  滋―狭い玉なのに意外と難しい。殊に6手目47玉の変化を読み切る必要があり、白旗
 組が多いだろう。合駒が二回入ってA。
某氏−8手目47玉、93角成に57歩の変化は割り切れるの?
☆同飛引、48玉、58飛、同玉、68飛、47玉、49香、56玉、58飛迄詰み。
☆予想通りに右の入玉されそうな不安感のある変化に、好評が集中しました。大駒の足の長さ
 をいかした手順です。
☆作品の評価に変化・紛れは無視できません。適度な長さで、旨い手を含み、明確に割り切れ
 るのが理想でしよう。仲々大変すが…。
濱川  礼−9手目45角がちよっと気がつきにくい。
金子恒男−一呼吸おいて合駒を取る方法を覚えました。
☆取る駒を一度動かしておく香の取り方も忘れずに。
松沢成俊−香打の非限定は全く気にならない。
☆そうです、そうです。
明石顕治−詰上り「ス」テキです。
足利太郎−不成百番に加えて捨合入りイロハ字図。夢の作品集が待ち達しい。
☆ナラズ者も今は曲詰作家。この人も四十八文字全部を作りそうですね。




   
 
 

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