掲載誌 詰パラ
出 題 1991年1月
結果発表 1991年4月
年頭曲詰
【 発表誌解説より 】
解説 ‐ 田中 徹
作者−一応水準作でしかありませんが、捌きがまろやかで、今観ると三作の中で一番好きな作品です。
大髭康宏−感触のいい詰め上がり。
新田道雄−易しいながら良くさばける。まずまず。
高野甚蔵−字形は一番きれいかな。
★結局、35金が邪魔駒で、これを捌き捨てて34飛と走ればあとは収束。解ってしまえば簡単なのですが、途中若干の変化があり、また53銀に手をつけたりすると、意外に手古ずります。
★捌きに徹したいかにもアプリ出しらしい手順で、誤無解ゼロというのも祝賀詰として理想的な結果でした。
藤原モカマタリー駒繰りだけの曲詰も素朴で味わいがある。
高野敷紫野−香が浮く瞬間がこわい。
須川卓二−3手目は銀成が普通だから金出にはびっくり。
佐藤善起−紛れのない一本道だが変化は多くてうるさい。
亀井久次−捨て駒のうまさが光る。この局も小駒だけの小気味良い詰。