参考図


三輪 勝昭氏作 「じ」



掲載誌 詰パラ
出  題 1991年1月
結果発表 1991年4月

年頭曲詰



    【 発表誌解説より 】

    解説 ‐ 田中 徹
作者−初手は飾り駒防止の苦しまざれ。73桂はその駒のため余詰防止とかなり苦しい作。しかし手順は面白いと思う。
弘光 弘−これのみ出題されると何かわからない(笑)。
千葉 肇−2手目28玉の変化が難解だが、曲詰になりそうもないので切り捨てる。
★本作も金追い手順に軽い趣向味が感じられます。初手からの駒取りは残念ですが、2手目の変化がこれを充分に補っています。
★29金から玉を追い上げたあとは、86龍の前に56金と捨てておくのがいい味で、収束を引き締めました。
天 光正−困難な濁点を上手く処理してあるのが作者の力量。
安中茂作−56金を手順前後しそうだった。
出口智博−さりげない45歩の配置に味がある。
秋元節三−曲詰にユーモラスな金の動きが加わってこれはいい。

     【余詰】
   7手目より 56馬、同飛、58龍、46玉、56龍、35玉、36飛、24玉、54龍、23玉、34龍、12玉、14龍、
          13角合(金合は同龍以下)、32飛成、22角打合、23龍上、11玉、22龍寄、同角、12歩、21玉、
          43角、31玉、32角成まで。